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本をめぐる環境 と 天の瞳

以前から、ずっと思っていたこと、忘れないように書き残したいと思います。

イタリアと日本の違いで、私がすごく不思議だなと思うのは本を巡る環境。


以前、確か池上彰さんの何かの本で、読んだのですが、発展途上国は書店の数と、本屋にいる若者の数を見れば、
その国の今後が見えるという考え方で、それはつまり、本を読む若者=学ぶ姿勢=将来的に国が発展する、
というような内容だったと思います。
すごく的を得ている考え方だなと感心した記憶があります。

この考え方は、発展途上国だけでは無く、先進国でも当てはまるのでないかと私は思っているのですが…


日本にいた時は、入り浸るほど本屋さんが好きで、仕事帰り、休日、書店に1,2時間いる^^;という生活でした。
仕事帰りは、本屋さんへ直行!レジに並ぶ人の行列!書店にいる人の数の多さ!!!それに、書店の数も多いし広い!!!!
日本人は本好きな人が多いのだ!と思う。

対してイタリアは、そもそも書店があまり無いです、ミラノなんか大都市なのに、少ししかないなぁと思った。
それに本屋さんにいる人の数が少ない少ない…ガランとしてます(涙)


どうしてだろうと考えてみたのですが、イタリアは本の価格設定が高いと思うんです。
日本も、新書は高いですが、文庫本はすごく安いですよね。

例えば村上春樹氏の本一冊買うのに、厚さにもよるけれど、10€~15€とか、それくらいはします。
村上春樹氏の本は長編になると数冊になるので(1Q84はイタリアでは3冊)、つまり、本に30€~40€かかかるって計算。

日本よりお給料が安いイタリアで、本が日本より高いか同じ値段、となると、
それに加え、今は不況のイタリアにとっては、本が高級品になってしまっている家庭が多いのではないかと。
それに、イタリアは、古本屋というのもあまり見ませんし・・・

夫も本をあまり読まない人なんです(村上春樹は好きでたまに読んでいますが)。
ただ単に彼が育った環境的なものもあるだろうけど、本を巡る環境が整ってないというのもあるんじゃないかと思う。
うちだって、イタリアでは、本が高いなと感じてしまうし、ぽんぽん買える環境じゃないです。

本が、経済環境が良い家庭しか買えないもの、になってしまっているような状況が、良くないことだと思う。
本は誰にでも買える値段設定であるべきだ!!

そもそも本の価格って国が決めてるものなのだろうか。誰が決めているの。
夫によると、イタリアの本の税率は4%だそう。。そうなると、やはり本の価格自体が高いってことですよね。
本当に不思議。
どうして日本とイタリアで、こんなに本の値段に違いがあるの??
そして他の国の、本の環境も気になる。

これからは、電子書籍が台頭して、環境はまた変わるのかと思うけれど、
イタリアも、もちろん日本も、さらに良い方向に変わってほしいものです。
特にイタリアは。本好きにとっては、今のイタリアの環境はすごく悲しい。


全く関係ないですが、本繋がりで。
私は天の瞳という本が、大好きでした。小学生のころから読んでいた本。
倫太郎くんと結婚したいな!と思うほどだった。
子どもの成長を描いている話。ほかほか、温かい気持ちになる。

もう随分前ですが、作者の灰谷さんの訃報を知って、当時、悲しみました。
未完の物語だけど、でも倫ちゃん(あ、倫太郎くんのことですw)は、私の心の中で成長している!それがいいのかな、と言い聞かせて、もうかれこれ、数年(ん、数十年かな)が経ちました。

なんと9冊目の最終話が出ているらしく!!最近知りました!
早く読みたいような、読みたくないような。。
倫太郎くんに逢うのが今からドキドキだな♡ 心の準備が必要。
恋する女の子。

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Commented by あーこ at 2016-12-09 08:02 x
イタリアではそんなに本読まないんですか?
イギリス人は日本人よりずっと読書家が多いです。
こちらは、トイレにも本や雑誌を置いてる家多いです。
最近は、こちらも新刊は高くて、本好きの夫も電子ブックで本読むようになりました。
ホリデー中、昔は重い本を何冊も持って旅行に行ってましたが、今は、便利になりましたね。
Commented by patata_lemondrop at 2016-12-09 09:16
あーこさん、こんばんは!
かなりつまらない事を色々書いた記事にコメントありがとうございます(><)

イタリアで本を読まないのか?!と考えると、実際に統計を取っていないし答えに窮するのですが、イタリアの書店の活気が無い感じとか、生活状況(不況&基本的にお給料が日本より少ないのに本は日本より高い)を考えると、読まない(なかなか買えない)家庭が増えている
のでは、と考えます。
私もイタリアに来て、本が高すぎる!!と思うようになりました…(;_;)

イギリスは、経済大国で教育レベルも高いしで、読書の水準はそれなりに保たれているんだなぁ、とあーこさんの、コメントを読んで感じました。トイレにも本と雑誌!!これ日本みたい、おもしろい!ボンさんも本好きなんですね^^
読書って本当に大事だと、つくづく思いますね。

イタリアは、子どもたちが本を好きなだけ買える環境がある家庭がどれだけあるのかな?池上さん理論で考えるとイタリアの将来が心配です(;_;)

電子書籍って本当に便利ですよね!!電子書籍がもっともっと広まって、手軽に、安く(←これ大事)本を読める状況が作られれば良いな!と願います。
Commented by bellazukina at 2016-12-10 06:42
こんばんは!
私も思っていました「イタリアって活字を読む習慣のある人が少ないな」と。
新聞が毎朝ポストに、というのもあり得ないし、本が高いと本屋から足が遠のくというのもありますよね。

うちの主人は読書好きですが、生まれ育った町(シチリアの田舎町)には本屋は1軒もありません。パレルモまで行かないと本屋がない。なくても不自由なく生活できちゃうんですよね。
私も本好きなので、本屋がなくても平気だなんて信じられなかったけれど。

図書館に行くと、小さな子供連れや勉強している学生はいるけれど、貸し出し数や頻度なんかはどうなんだろう、と気になるところです。
Commented by patata_lemondrop at 2016-12-14 20:22
Bellazukinaさん
こんにちは!共感してもらえてすごく嬉しいです!書いて良かったです。
そうそう、イタリアは本当に活字を読む習慣の無い人が多いですよね・・・確かに新聞配達もありませんね!

町に本屋が一軒も無いという環境に、とても驚きました。パレルモまで本を買いに行くっていうのは、さすがに面倒というか、これでは遠のくだろうなぁ…
きっと、子どもの頃からそういう習慣が無いまま育ってしまって、大人になっても・・・というイタリア人も多いんでしょうね。

図書館の環境も気になるところです。。
ラスペツィアは貸出カードを作るのにお金がかかるんですよ^^; 横浜に住んでいた時は無料だったので、かなり疑問に思います。イタリア政府も、教育に関わる部分には、もっとお金を使うべきだと思います。

コメント返信を書きながら、日本は本の環境が整っているな、と改めて感じました。
Commented by おやびん at 2016-12-15 17:54 x
高いですよね!

私、元々日本でも読書しなかったのですが
まぁイタリアでは時間があるし・・・と
たま~に覗くけどやっぱり高いなぁって感じます。

何でかな、紙が高いのかな・・・?

でも意外とイタリア人って新しい物好きだから
電子書籍、売れてそうな気がしませんか?
数年前、よくkindleのCMしてましたもんね!

夏目漱石のイタリア語版もなかなか進まずです・・・(;'∀')
Commented by patata_lemondrop at 2016-12-16 06:36
おやびんさん、こんばんは~!
やっぱりイタリアは本高いですよねぇ!!

日本に住んでいた時に気にせず何冊も買っていたのが懐かしいです。(遠い目)

なんで高いのか理由も良く分からないですよね。
紙かなぁ??最初はイタリアだしもしやIVAか!?って思ったけど、4%だしなぁ…謎です。時間があったら調べてみます!

そうそう、意外とイタリア人って新し物好きで、特に電化製品好きじゃないです!?おやびんさんが言うように、売れてるかもしれないですねっ^^
電子書籍の本の税率も22%から4%に下がったみたいで。この電子書籍の22%もねぇ、あり得ないほど高いですよねぇ…下がって本当に良かった~。

あぁ夏目漱石!!以前記事に書いてましたね、吾輩は猫である、ですよね!あれ長編ですもんね、ピアノピアノ!!
by patata_lemondrop | 2016-12-09 06:57 | 世の中に物申す! | Comments(6)